2016年7月31日日曜日

オサムグッズの原田治展

 弥生美術館で開催中の
オサムグッズの原田治展に行ってきました。
9月25日まで
























わーわーわー♪♫♪
甦ってきましたよ、
高校生のあの頃が(何十年前かはあえて記載せず)。

あ、これ持ってる、あ、これあった、あ、こんなのあったんだ!?
きゃーきゃーきゃー(うるさい)。

前回, BEAMSで開催されたより圧倒的に量が多かったです。
とっても可愛いのに、安っぽくならないのは
やはり原田治さんの力量でしょうね。
目の形(切り込みを入れると子どもの表情しか表現できない)など
綿密な計算・こだわりも紹介されていて納得でした。

今、見ても、
と、いうか…
もやもやスッキリしない今の時代にこそ
原田治さんのイラストが世の中にもっと溢れたら
いいんじゃないでしょうか?
そう、2020東京オリンピックのデザイン、
ロゴからユニフォーム、キャラクターまで
原田治さんに全部まかせちゃえばいーじゃん!?
(東京・築地出身だし)
ボランティアのユニフォームが
オサムグッズ・キャラTだったら
わたし絶対に応募します!

グッズの他、
原田治さんのデザイナー・イラストレーターとしての
お仕事の展示もたくさん。
色指定には絶対的な自信を持ってらっしゃるという原田さんの
版下原稿に書かれたCMYK色指定の%を
同行の友人をほったらかして
必死でメモって来ました(笑

和田誠さんは粉っぽくなるためK版を極力使わないそうですが
原田さんも線以外にはKはいっさい使われてませんでした。
私も真似しよーっと(自分で研究しろ

イラストはびっくりするくらい細かく精密な線で描かれた(でもカワイイ)
雑誌の小さいカットやマップなどもあり、
はぁ〜すごい人は何やってもすごいなぁ…と、ただただ溜息。

あと、すんごく久しぶりに版下原稿を目にして
なんだかジーンとしちゃいました。
いいよねぇ、綺麗に貼られた写植紙焼・手書きレタリングの美しさたるや!
(デザイナーさんはすごい!)うーん、やっぱり紙が好きだ!しばし垂涎のまま注視。
反射入稿用のイラスト原画に、
コピーor紙焼きしたものを使うこと
などと指定があったりして、
そうそう、そうだったよ〜って。

たまたま自分の部屋を断捨離中で
押入から出て来たスクリーントーンの山を想い出し、
シコシコと線を何度もやり直し、
一生懸命チマチマとトーンを切って貼って、
出来上がったものにトレペをかける瞬間が嬉しかったこと、
ドキドキしながら編集部に納品しに行ったこと
(そしてなぜかトーンの切り端が服のどこかにくっついてる)を
同行の友人につい熱く語ってしまったところ、
「そういう時代を知ってるって幸せだね」との言葉をいただき
本当にそうだなぁ〜としみじみしました。

その後、同館内で竹久夢二作品、原田治さんが寄稿されている小村雪岱
水森亜土壁画、浅草やモボモガなど昔の東京写真等々を堪能し、
ランチをとろうと立ち寄った東大学食は夏休みのためお休みでした(笑)
弥生美術館併設のカフェでは、オサムグッズ・キャラの
ラテアートドリンクもあったようです。

       
捨てようかなぁ〜と迷っていたお皿、主役に復活させようかな!?
これもらうためにミスドでドーナツ食べ過ぎて
一ヶ月で3Kg太りました

2016年7月17日日曜日

「あぁ新宿展」

早稲田大学演劇博物館「あぁ新宿展」に
シルクスクリーンを教えていただいている刷師の石田了一先生が
刷られた磯崎新氏の都庁コンペ時の作品が展示されていると聞き、
見に行ってきました。

やはりシルクはデジタルより迫力があります
(注:左はチラシ掲載の画像で本物ではありません。)
同展では昔の新宿の写真、大島渚監督『新宿泥棒日記』、
横尾忠則作ポスター類等堪能、
同館内には坪内逍遥の書斎と私物、中村吉右衛門の衣装や資料の展示もあり。
http://www.waseda.jp/enpaku/












その後、早稲田大学構内の會津八一記念博物館にて
コルビュジェ「ロンシャンの丘との対話展」。
大学研究室による実地計測ムービーを見る事で
より立体的に礼拝堂を感じられました。
特にステンドグラスの窓から光差し込む礼拝堂室内のシーンは感動的。
















なんとも可愛い礼拝堂。
ぜひ訪れてみたいです。












そのほか、常設展も見応えたっぷり。
中国で出土された可愛い土偶からアイヌ衣装、コルビュジェの書簡etc,etc・・・
館内装飾がとても素敵♡

案内してくれた卒業生女性によると当時は図書館だったとか。
こんな図書館で勉強できたなんて幸せですね。
なんといってもこのすべてが無料で一般公開してくれているのがスゴい!
帰りは大隈庭園を眺めながら学食でカレーライス、
大学近くの年季の入った感の珈琲店でおいしいカフェオレをいただきました。